今注目の小学生からの留学とは?
留学の低年齢化が進み、小・中学生の留学が注目されています。今なぜ低年齢での留学が増加しているでしょうか? 早いうちに留学をスタートすると英語や環境にいちはやく適応できるというメリットがあるからでしょうか? 背景として、海外旅行や留学経験のある子どもの親世代が以前よりも海外を身近に感じているということもあるかもしれません。
目次
小学生の留学にはどんなものがあるの?
小学生留学は、親子で留学する場合と子どもが一人で留学する場合があり、さらに子どもが一人で留学する場合には、短期と長期留学があります。
短期留学では、春休み・夏休みを利用してサマースクールやキャンプに参加します。
海外で生活する体験ができるので本格的な留学の前の試みで行く人が多いですね。長期留学をお考えの方には、まず短期で行かれて本当に留学したいのか、子どもの気持ちを確かめてから、またいつのタイミングで行くのがベストか家族内で意見を統一されることをお勧めしています。
長期留学は1年以上の正規留学で、現地の子どもと同じような教育を受けるものになります。
行きたい国に留学できるの?
小学生留学の場合には、国によって、受け入れ可能な年齢や保護者同伴の義務などが異なるため何歳で行くかにより行ける国が限られてきます。 小学校低学年はイギリスやスイスが主になります。小学校高学年になれば、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどでも受け入れてもらえる学校はあります。
小学校低学年:イギリス、スイス
小学校高学年:上記以外にも、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ
日本では小中学校は義務教育。そこはどうなってるの?
義務教育の意味は、「法律の定めにより最低9年間は保護者が子女に教育を受けさせる義務を負っている」ということです。日本の学校でなくてはいけない、ということではありません。現地で卒業をした場合、日本の学校からの卒業資格は取得できませんが、一方で海外の学校から日本の小・中学校へ戻りたい場合、地元の公立学校であれば年齢にあわせていつでも戻ることが可能です。ただ、公立の学校にも定員はありますので、留学前に在学していた学校がもし一杯の場合は同じ地域の他の学校になる可能性もあります。
現地での滞在方法は?
滞在の仕方は主に二つです。ホームステイをするかボーディングスクール(寮制学校)で集団生活をするかです。
早いうちから留学するメリットとデメリットはある?
メリットは、幼いうちに英語に接することができるので、ネイティブ並みの発音やリスニング力が身につくことです。また将来海外の有名校に入学できる可能性が高くなりますし、日本にいるときよりも生活態度がきちんとなり、自主性が育つと言われています。
デメリットは、日本語力を維持するのが大変ということです。日本語の読み書き、特に漢字の勉強がおろそかになるので、保護者が休みで一時帰国している間に意識して教えるなどの注意が必要になってきます。
気になる費用、どれくらいかかる?
場所にもよりますが、1年間で500万ぐらいはかかるでしょう。安い地域でも300万ぐらいはかかります。高いところでは、700万以上というところもあります。ただ、日本にいても学費の他に塾や習い事など、教育にかかる費用を考えると留学という進路が良いと考える親も増えてきています。
小・中学性留学をさせたい親はどんな風に考えてる?
まずは自立のスキルを身につけてほしい。次に、早いうちから英語力を身につけ、将来国際人として活躍してほしい。子どもの可能性を広げ、仕事や将来のビジョンの選択肢を増やし、海外に友人(ネットーワーク)を築いてほしいという方が多い傾向にあります。
小・中学生留学成功のポイントは?
まず、留学の目的に合った学校選びをすること、そして子どもが留学に興味を持ち、行きたいという意思を確認してから行かせることです。また、基本的なマナーである3つの挨拶(ありがとう、ごめんなさい、どうぞ~してください)が言えるようにしておくことです。そして、家族で将来のビジョンについてよく話し合い、目標を決めるということですね。